オリジナルPPバッグを制作するなら！ポイント・注意点など

公開日:2023.10.27

PPバッグは「耐久性」「耐水性」「軽量性」の3つに優れたバッグです。そのため、実用性が高く、さまざまなシーンで利用できます。

本記事では、PPバッグの特徴・魅力や、オリジナルPPバッグを制作する際のポイントについて解説しています。オリジナルPPバッグの制作を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

PPバッグの特徴・魅力

ポリプロピレン（PP）は、化学繊維のなかでも比重が軽く、吸水性や吸湿性がほとんどないという特徴があります。また、強度が高くて加工しやすい材質であるため、多くの生活雑貨に利用されています。

ここでは、PPバッグの特徴や魅力について深掘りをして紹介していきます。主な特徴は次の4つです。

耐久性
耐水性
軽量性
環境にやさしい

それぞれについて詳しくご紹介します。

耐久性

PPバッグの特徴として、耐久性の高さが挙げられます。サイズによって異なりますが、一般的にPPバッグは10〜20kg程度の重みに耐えられるとされており、さらに、数千回程度の物の出し入れでも破けない耐久性があるといわれています。

このような耐久性の高さから、バッグの素材として利用するのに適しています。なおバッグとしての耐久性を高めるには、持ち手の付け方にも配慮が必要です。

持ち手の付け方は、「熱による溶着」と「ミシンでの縫製」の2つのパターンがあり、特に強度を求める場合は、ミシンでの縫製を選択するのがベストですので覚えておきましょう。

耐水性

PPバッグは耐水性にも優れています。原料のポリプロピレンは、吸水性や吸湿性がほとんどないため、水に濡れても問題ありません。

また、速乾性にも優れているため、雨などの天候にも左右されず、アウトドアやレジャーなどのシーンでも重宝するバッグであるといえます。さらに、比重も1に満たないため、水に浮く性質を持っています。

軽量性

PPバッグの原料であるポリプロピレンは、化学繊維のなかでも特に比重の軽い繊維です。そのため、バッグとして持ち運ぶ際にも、バッグそのものは非常に軽いため、ストレスフリーで持ち運びが可能です。

軽量性のあるバッグをオリジナルで制作したいと検討している場合は、PP素材のバッグを視野に入れることをおすすめします。

環境にやさしい

PPバッグの原料であるポリプロピレンは、リサイクルされる割合が高い素材です。また、リサイクルする際のエネルギー消費が少ない繊維でもあります。

そして、耐久性も高く長寿命であるため、使い捨てバッグと比べ、廃棄物の量を減らすことができます。このように、ポリプロピレンは環境への負荷が少ない繊維として注目されているのです。

オリジナルPPバッグを制作する際のポイント

ここからは、オリジナルPPバッグを制作する際のポイントについて紹介します。主なポイントは次の3つです。

サイズ
持ち手の長さ
デザイン

それぞれについて詳しく解説しますので、ぜひ、オリジナルPPバッグ制作時の参考にしてみてください。

サイズ

オリジナルのPPバッグを制作するうえで、サイズ選びは重要なポイントです。バッグのサイズは、その用途に合わせて選ぶ必要があります。

日常的に使ってもらうことを考えている場合は、必要なアイテムを快適に収納できるサイズが必要です。一方、レジャーシーンでの利用なら、大きめのアイテムを収納できるように、少し大きめのサイズで制作する方がよいかもしれません。

このように、バッグの用途やコンセプトに応じて、サイズを慎重に検討しましょう。サイズが適切であれば、バッグは使いやすく、長期的に愛用できるものになります。

持ち手の長さ

オリジナルのPPバッグを制作する際には、持ち手の長さも考慮に入れるようにしてください。持ち手の長さを大きくわけると、「肩にかけられるか、肩にかけられないか」という2つにわかれます。

もし、用途がランチバッグのような小さいサイズのものであれば、肩にかける必要はないかもしれません。ただ、レジャーシーン向けを検討している場合は、重たい荷物を運ぶ可能性があるため、肩からかけられる方が便利であるといえます。

デザイン

オリジナルPPバッグを制作する際に、デザインは非常に重要な要素です。デザインはバッグの個性や使いやすさを決定します。

バッグの用途に合わせたデザインを考慮し、機能性とスタイルのバランスをとることが大切です。色や形状、細部のディテールなどを細かく検討し、ユニークで魅力的なデザインを心がけましょう。

また、プロトタイプを制作してデザインの確認と調整を実施するのもおすすめです。