1.ポリエステルとは?
ポリエステルは、主に石油など化学的に合成された原料
のみから作られる合成繊維です。
ペットボトルの原料としても有名なPETで作られる繊維が一般的です。
世界で最も生産量の多い合成繊維はポリエステルです。
2.ポリエステルの特徴
とにかく丈夫で縮みや型崩れが起きにくく熱に強いといった特徴があります。
また、虫害も受けにくので、あらゆる面で耐久性に優れています。
3.ポリエステルのメリット
・縮み・型崩れが起きにくい・耐摩耗性に優れている(摩擦に強い)・シワになりにくい
・熱に強い・虫害を受けにくいため保管し易い・吸水性が低いため濡れてもすぐに乾く
・長期間外気に触れていても劣化しない・日焼けが起こりにくい・天然素材と比べて格段に軽い
4.ポリエステルのデメリット
・吸湿性が低い・耐火性が低く着火時に溶融する・静電気が発生しやすい・毛玉ができやすい
5.ナイロンとは?
ナイロンは、主に石油を原料とするポリアミドとよばれる
樹脂素材(合成樹脂)から作られた世界で初めての合成繊維です。
6.ナイロンの特徴
摩耗や摩擦に強く、耐薬品性にも優れているナイロン素材。
耐久性の高さや軽さなどの機能面とあわせて、合成繊維でありながら染色しやすいという特性も持つため、衣料品を中心に幅広く活躍している素材です。
比較対象となることが多いポリエステルに比べると吸水性が高く、繰り返し変形に強いという無類の強度を持ちます。
ナイロンは繊維自体に伸縮性があり、伸度はポリエステルよりも優れているのが特徴です。
7.ナイロンのメリット
・耐摩耗性に優れている(摩擦に強い)・発色性に優れている・吸水性が低いため濡れてもすぐに乾く(洗濯が簡単)
・弾力性がありシワになりにくい・水による収縮がなく、型崩れしにくい・カビや虫害を受けにくいため保管し易い
・天然素材と比べて格段に軽い・難燃性があり、比較的燃えにくい・低温でも硬くなりにくい
8.ナイロンのデメリット
・熱に弱い・吸湿性が低い・長期間が経つと黄変し易い